今年のサマーセミナーは、「変色歯への対応~漂白から修復まで」をテーマに企画しております。
無髄歯の漂白、いわゆるウォーキングブリーチは、保険診療から外れて以降、ご無沙汰な先生も多いのではないでしょうか。漂白効果が確実とは言えないこともあり、セラミックやジルコニアによる歯冠修復で審美性を回復することの方が一般的です。
しかし、ウォーキングブリーチは、ミニマルインターベンションの観点からメリットがあります。予想以上にキレイになり、患者さんに大いに喜ばれることもしばしばです。
さらに、根管治療後の変色を防ぐには?変色してしまった歯の歯冠修復のコツは?変色歯界隈をいざ学び直そうと思うと、意外とまとめて学ぶ場がありません。今年の夏、このサマーセミナーでまとめて学びバージョンアップして、先生の武器の1つになさってはいかがでしょうか?
| テーマ | 変色歯への対応〜漂白から修復まで |
|---|---|
| 会期 | 2026年9月3日(木)17:00~19:30 ※例年8月最終週の木曜に行っておりましたが、今年は異なりますのでご注意ください。 |
| 場所 | 日本歯科大学生命歯学部8階 富士見ホール 〒102-8159 東京都千代田区富士見1-9-20 https://www.tky.ndu.ac.jp/about/access.html |
| 講師 | 須藤 享先生 天川由美子先生 |
| 定員: | 200名 |
| ビアパーティー会場 | 日本歯科大学生命歯学部4階 第4会議室 |
| 申し込み期限 | 2026年8月30日(日) |

須藤 享 先生医療法人くすのき 南光台歯科医院 理事長
失活歯の変色を目にすることは多い。患者に「歯の色、気になりませんか?」と尋ねると、大抵の人は不満を訴える。歯冠補綴にて審美性を回復させることもできるが、私は歯質保存という観点から、ウォーキングブリーチを患者に勧めることが多い。20年ほど前までは保険算定可能であったため、気軽にウォーキングブリーチを行えたが、現在は自費治療でしか行えず、ある程度の結果を出すことが求められることになる。しかし、変色の原因や程度によっては期待していた効果が得られないこともあり、残念ながら後戻りも発生してしまう。安易に行うとトラブルを生んでしまうため、術前コンサルテーションが非常に重要となる。さらに、ウォーキングブリーチを行う上での大きな問題点は、国内には保険認証を得ている漂白剤がない、ということである。使用する過ホウ酸ナトリウムは、試薬でしか入手できない(その点も、保険収載から外れてしまった大きな要因なのであろう)。そういった背景もあってか、詳細な治療手順についての解説はほぼないと言えるだろう。いざ行うとなれば、漂白処置そのものだけでなく、漂白前処置や漂白処置後の修復治療など検討すべき項目は多い。
そこで今回は、私の現時点でのプロトコールを提示させていただく。けして「これがベスト!」ということではなく、詳細を提示する事でご参加いただく先生方とのディスカッションを通じて、よりよいプロトコールへとブラッシュアップする機会になればと思っている。
天川 由美子 先生東京都港区 天川デンタルオフィス外苑前
失活歯、特に前歯部では変色を伴う症例が少なくない。その主な原因の一つとして、歯内療法時に残存した歯髄組織や血液成分が歯質内に取り残されることが挙げられる。本講演では、MI(Minimal Intervention)の概念に基づき、変色歯、特に失活歯に対する審美修復治療について検討する。
近年、接着技術および修復材料の進歩により、変色歯に対しても健全歯質を可能な限り温存しながら、高い審美性を実現する治療が可能となってきた。従来、失活歯の変色に対しては全部被覆冠などの補綴修復が選択されることが多かったが、現在ではホワイトニング、ダイレクトコンポジットレジン修復、ラミネートベニア修復など、より低侵襲な治療選択肢が広がっている。
失活歯の審美修復においては、変色の原因や程度、残存歯質量、咬合条件、さらに患者の審美的要求を総合的に評価した上で、最適な治療法を選択することが重要である。本講演では、実際の症例を通して各治療法の適応、利点および限界を整理し、MI時代における変色歯審美修復の臨床的判断基準について考察する。審美性と機能性を両立させるための実践的アプローチを提示し、日常臨床に有用な知見を共有したい。
| 17:00~ | 大会長開演挨拶 協賛企業挨拶 |
|---|---|
| 17:10~18:10 | 須藤 享 先生 ご講演 |
| 18:10~19:10 | 天川 由美子 先生 ご講演 |
| 19:10~19:30 | 質疑応答 |
| 19:40~20:30 | ビアパーティ |
〒102-8159 東京都千代田区富士見1-9-20
日本歯科大学生命歯学部8階 富士見ホール
日本歯内療法学会会員:¥8,000
非会員:¥10,000
学生:¥3,000
日本歯内療法学会非会員で当日入会される方:入会金¥17,000
※サマーセミナー参加費は無料になります。
学生、大学院生、研修医:身分証の提示をお願いします。提示がない場合は非会員扱いとなります。
クレジットカードのみ
お申込後のキャンセルおよびご返金はどのような理由であってもできかねます。
ご了承いただけますと幸いです。
残暑厳しい折、クールビズでお越しください。